裏千家御宗家宗匠の御染筆ですので、正式なお茶会にも安心してお使いになれます。とても丁寧で穏やかな書体で『松風通古今』五文字書かれております。＊「松風伝古今」という禅語がありますが同意語だと思います。落款は「宗淡」、印譜は角印「宗淡」「朗庵」が捺してあります。共箱は蓋裏に『自筆一行　松風通古今　宗淡』と署名してあります。『松風通古今』【読み】松風古今に通ず（しょうふうここんにつたう）【意味】松を吹き抜ける風は昔も今も全く変わらない。それと同じように仏の心理の教えも太古から現在まで少しも変わることがないという意味。＊松風伝古今より本紙、表装ともに最高の状態です。＊表装一文字・・・笹蔓文金襴裂地中廻し・・・作り鎚文別上裂地天地・・・古代つむぎ織裂地軸先・・・つぼつぼ蒔絵箱の状態良好です。共箱。紙本。長さ172.2㎝　幅32.2㎝（表装含む）▢納屋宗淡（なやそうたん）大正14年(1925)～平成16年(2004)茶道裏千家14代家元淡々斎宗室の次男として大正14年9月15日、京都に生まれる。本名・嘉治(よしはる)。庵号「朗庵」＊淡々斎家元より「無一庵」＊鵬雲斎家元より。昭和23年(1948)3月、同志社大学法経学部経済学科卒業。淡交社グループ各社代表、（財）今日庵副理事長、（財）国際茶道文化協会顧問、（社）京都経済同友会特別幹事、（財）稲盛財団評議員、京都府文化少年団中央会名誉会長、駐京都ポルトガル名誉領事、茶道裏千家総本部長、（社）茶道裏千家淡交会副理事長、京都商工会議所文化部会部会長、（社）京都市観光協会副会長、（財）日本漢字能力検定協会評議員、京都陸上競技協会会長、他多数。紺綬褒章（２回）、ポルトガル共和国エンリケ航海王子勲章、藍綬褒章、勲三等瑞宝章、他を受賞。著書に関守石の独り言: 淡交春秋、 茶味三昧: まあ一服、 看脚下: 今日も燦々明日も凛々他多数。平成16年10月14日歿。【参考文献】茶掛の禅語辞典　淡交社#自分だけの茶道具を持ってみませんか#茶わん屋食堂#茶道具#掛軸#一行#松風#茶道#今日庵#裏千家#千利休#納屋宗淡#千宗室#鵬雲斎#淡交会#茶会#淡々斎#禅語#茶会#茶事#濃茶#薄茶#茶の湯#茶道#古美術#京都#美#茶室#お茶席#床